不可思議/wonderboy

 

かなり長文ですし、たいしたことは言ってないので読まなくてもOKです。

 

若くしてこの世を去った不可思議/wonderboyというラッパーをご存知ですか?結構知っている人も多いと思いますがその方について話をしようと思います。

 

あまりこの話はしたいとは思いませんでしたが、志村けんさんが亡くなって最近また聞いています、生徒にはこの前話をしました、話す必要があったかはわかりませんが、今はやりのChill outにつながるので話してもいいかなと思いました、彼が歌っていたのはラップの中でもポエトリーリーディング、詩の朗読に近いラップです、ポエトリーラップともいいます、あまり聞きなじみのある言葉ではないと思いますが今もPelliculeは色々は人に歌い継がれているので知っておいてもいいかなと思います。

 

つい先週までは970万再生ぐらいでしたが今は1004万再生行ってます、週20万再生は今でもされてるので、なんかうれしいなと思いますし、皆聞いているんだなと思います。

 

そして路上ライブの映像です、見てる人は6人ぐらい、そこから足を止める人が数人、やっと認められてきて2011年詩人の谷川俊太郎さんの「生きる」という詩をアレンジしてCDデビューする前ぐらいですかね?

 

文字起こすの大変なので他のサイトからの引用も使いながらですが

 

「いつか売れた時にここで見たことを自慢してください!」

「6人だけのお客が、何度も続ければ何十人になる。それをさらに何度も続ければ何100人になる。」

 

有名になることを疑ってないですし、地道に努力する事を怠らないピュアな感じが凄くします

 

 

 

 

このライブの5か月後、2011年6月23日に24歳という若さで交通事故で亡くなります

 

 

そして自分も亡くなって知りました、知らない事を知りたいと思いましたし色々な記事や過去の映像などを調べました、その中で世界征服やめたという曲が自分が死ぬことを悟ってるような、というコメントが多いですし、今後につながっていきます。

 

「世界征服やめた」

 

いつの間にかサラリーマンになっていた

立ったまま寝る通勤電車も 少年ジャンプを読むおっさんにも慣れっこになっていた

まさかと思うじゃん もう慣れた

もう慣れたよ もしも誰かが「世界を征服しに行こうぜ」って言ってくれたら

履歴書もスーツも全部燃やして今すぐ手作りのボートを太平洋に浮かべるのに

こういう日に限ってお前からメールは来ないんだもんなぁ 俺はお前がそう言ってくれるのをずっと待ってたんだぜ?

でも世界征服なんて無理だもの サラリーマンより忙しいもの

別に偉くなりたいわけではないもの 「もしもし、あ、もしもし俺だけど最近なにやってんの〜?」

「いや最近ちょっと迷路にはまっちまってさぁ、すぐに抜け出せると思ってたんだけど なかなかそうもいかなくて、

でもさっき道を聞いたら交差点に出るたび左に曲がれば大丈夫だって言ってたから、もうきっと、もうきっと、すぐだよ。」

「なんだ、早くしろよ、みんな待ってるぜ」って言ったところで電話は切れて

もうあいつは帰ってこないんだってことが、はっきりとわかった

もしもお前が世界征服しに行こうって言ったら

履歴書もスーツも燃やしてすぐにでも太平洋にくりだしたよ なのにそういう日に限ってお前はメールをよこさないし

貸したCDも返ってこないままだ 俺はお前がそういってくれるのをずっと待ってたてゆうのに

でもしょせん世界征服なんて無理だし サラリーマンより忙しいし 偉くなりたいわけではないから

知りたくない 知りたくない 知りたくない 何も知りたくないんだよ実際 いくら知識がついたって

一回のポエトリーリーディングにはとてもじゃないけど勝てないよ

果てが無いくせに時おり夢をちらつかせてくる人生や 一日限りの運勢や

どうにも抵抗できない運命みたいなものをいっしょくたにかかえ込んで宛名のない手紙を書き続ける人間の身にもなってみろよ

なってみろよ… 「もしもし、俺だけどみんな待ってるぜ?」

あー、すまんすまん言われた通りに交差点に出るたびに左に曲がってるんだけどなかなか抜けられなくて、

でも大丈夫だよ、きっと、すぐだよ」 「いやお前それってさ、思うんだけど…」 ってところで電話は切れて結局何も伝えられない

詩や歌にするのはとても簡単なのに 直接言葉で伝えることがこんなにも難しいことだとはと知らなくて

それなのに知らなくていいことばかり増えてしまって自分の一番近いところにある風景がこんなにもかすんでしまっていることに気が付きもしないなんて!

「人生がもし流星群からはぐれた彗星のようなものだとして」 とお前は言ったんだ

「俺たちはもうどこから来たのかもわからないくらい遠くに来てしまったのかもしれないな」

「そして、どこへ行くのかもわからない」と俺は付け加えた 「まっくらな宇宙の中でどこかに進んでるってことだけがはっきりと、わかる」

わかる 人生はきっと流星群からはぐれた彗星のようなもので行き着く場所なんてわからないのに命を燃やし続けるんだよ だから、

だから十年後のお前は今のお前を余裕で笑い飛ばしてくれるって 十年後の俺は今の俺を笑い飛ばしてくれるって

間違いないよ 果てがないのに時おり夢をちらつかせてくる人生や、

一日限りの運勢やどうにも抵抗できない運命をかかえこんで俺はまだ書き続けるから

まだ書き続けるから 詩を書き続けるから やめないから やめないぜ やめないぜ

 

 

 

Pellicule/不可思議/wonderboy

 

久しぶり、どうしたんだよ髭なんか生やして

肌の色も真っ黒だしヒッピーみたいじゃんか 随分と遠くまで行ってきたらしいじゃん

何か掴んだかよ?とりあえずは飲もうぜ みんなお前のこと何気に心配してたんだ みんなっつうと、

そう いつものメンツのことなんだけど

今日はちょっと忙しくて来れないみたいなんだ だからえっと、

そうだな 二人だけで話そう

それにしてもみんないつの間にかいなくなるよな だから別にそれがどうってわけでもないんだけど

最後に挨拶くらいしていってほしいっていうか

まあ別にそんなことどうでもいいんだけどさ そういえば昔さ、

いつだったっけ覚えてる?

流星群がくるからって校庭に集まって 寝そべって夜空を眺めてたんだけど

時間だけが流れて星なんか流れないの

あぁ今俺もしかして上手いこと言ったかな~ 寒かったな~あれもう二度とやりたくないけど

次の流星群っていつくるんだろうね? まあ別にそんなことどうでもいいんだけどさ

そうやって俺達はいつまでも待ってた 来はしないとわかってながらいつまでも待ってた

俺達の知る限り時間ってやつは止まったり戻ったりはしない

ただ前に進むだけだ だから今日は戻らない日々を思い出して笑おう

今日だけ、今日だけは思い出して笑おう

こういうのってあんまり格好良くはないけど 初めから俺達は格好良くなんてないしな

俺達っていつかさぁ結婚とかすんのかな? 子供とかできてさ、

庭付き一戸建てとかをローン組んで買ったら できた気になるかな、

ってこの話前にも聞いた気がするわすまんね とりあえず今んとこは彼女とかもいないし

全くお金もないから可能性はゼロだね そういえばお前んとこのあの彼女どうしてんの?

たまに俺に貸してよってこれも前に言ったか 冗談はいいとして同窓会どうする?

行かないよなぁ行ったって話すこともないしな 大体どんな顔して行きゃいいって言うんだよ

自慢できることなんてひとつだってないのに あの頃って何にでもなれる気がしてたよなぁ

いや実際頑張ればなんにでもなれたか でもこうやっていろんなことが終わってくんだもんなって いや、

始まってすらいないか そうやって俺達はいつまでも待ってた 来たるべき何かが来ると信じ待ってた

グラスの中の氷はとっくに溶けてなくなって

俺達以外にもう人は誰もいなくなってた だから今日はありもしない未来について語ろう

今日だけ、今日だけは思い描いて語ろう

こういうのってあんまり格好良くはないけど 大丈夫、

俺達のことなんて誰も見ちゃいないよ 待ってた、

俺達はいつまでも待ってた 来はしないとわかってながらいつまでも待ってた

俺達の知る限り時間ってやつは止まったり戻ったりはしない

ただ前に進むだけだから今日は戻らない日々を思い出して笑おう 今日だけ、

今日だけは思い出して笑おう こういうのってあんまり格好良くはないけど

初めから俺たちは格好良くなんてないしなぁ

 

 

 

そして彼が亡くなってPelliculeは仲間たちに歌われ続けていきます、そして彼らが歌う事で、もっと知名度が上がっていきましたし有名になっていきました、その中でも神門はリリックも少し変え不可思議の事を歌った詩に書き換えられ彼の事を知ってもらうための曲になります。

 

 

Pellicule/ 神門

 

久しぶり、どうしたんだよ髭なんかはやして

肌の色も真っ黒だしヒッピーみてえじゃんか

みんなお前のこと大好きなんだよ

みんなっつーとあの日のメンツのことなんだけど  

お前水割り頼んで全然飲まねーの

言葉だけ飲んで寝て全然飲まねーの

あれもしかして今俺うまい事言ったかなー

楽しかったなーまた騒ぎてーなー

初対面でいきなし対バンしようぜ

その後は酔って死ね死ねただ連呼

まあそんなこんなあってすぐ仲良うなって

なんせあの日撮った写メ全部お前笑ってる  

それよりさあ来月のブループリントどうする?

来れないよなあ、来るっつてたのになあ

ワンちゃんの名前でフリーとっておくから身分証がないことも伝えとくから  

それにしてもみんないつのまにかいなくなるよな

だから別にそれがどうって訳でもないんだけど

最後に挨拶ぐらいしてけ

今はありがとうとかまた会おうとかありふれた事が言いたい  

待ってる俺達はいつまでも待ってる 来やしないとわかってながらいつまでも待ってる

お前の知る限り時間てやつは止まったり戻ったりはしない ただ前に進むだけだ

だから今日は戻らない日々を思い出して笑おう 今日だけ今日だけは思い出して笑おう

こういうのってあんましカッコよくはないけど 初めから俺達はカッコよくなんてないしな

俺達っていつかさあ結婚とかすんのかなあ

子供とか出来てさ、庭付きの一戸建てとかをローン組んで買ったら

出来た気になるかなって…それ今年俺全部叶えたよッ!!

タイムマシンに乗って先週に戻って 1つだけ未来を変えていいって言われたら

ロトシックス買わずお前に1本電話入れる 近々事故には気をつけろよ  

人がどんどん素通りする路上ライブ いつか売れるんでその時は自慢してください

売れる前に一度不可思議/wonderboyと あの日飲めた事が今じゃ俺にとっての自慢だ 迷路にハマった抜けれなくなった、

けどさっき道を聞いてヒントをもらった 声よ距離を超え響き渡れよ次交差点でたならば右に曲がれよ  

待ってる俺達はいつまでも待ってる 来やしないとわかってながらいつまでも待ってる

お前の知る限り時間てやつは止まったり戻ったりはしない ただ前に進むだけだ

だから今日は戻らない日々を思い出して笑おう

今日だけ今日だけは思い出して笑おう こういうのってあんましカッコよくはないけど

初めから俺達は、、、   待ってる俺達はいつまでも待ってる

来やしないとわかってながらいつまでも待ってる

お前の知る限り時間てやつは止まったり戻ったりはしない ただ前に進むだけだ 過去に名残を、

夢に続きを 止まった時間の先に未来を

こういうのってあんましカッコよくはないけど

初めから俺達はカッコよくなんてないしなあ、、、

 

 

ポエトリーリーディングなので歌詞を全部載せました、そしてもう一人は狐火のAnswe Pelicule

B-BOY PARKと出るはずだったサマーソニックの話です。

 

 

死ぬことで評価される亡くなってから美談が語られるというのは、志村けんさんが亡くなった時に凄く感じて、不可思議の曲が無性に聞きたくなりました、亡くなってから評価されるよりも生きてる時に評価されたいのは当たり前ですが、亡くなることで物語ができてそこに感情輸入ができることはあると思います、例えば何気なく聞く曲よりも、何かの主題歌の方が物語の情景が浮かぶのでより気持ちが持っていかれるのはそういう事だと思います。アナ雪とか想像してもらえたらわかるかなと思います、歌を聴くとイメージとして映像が浮かびますよね。

 

命と引き換えに物語が完成されてそれを語り継ぐ人たちがいて、有名になった部分はあると思います、でもそれは不可思議が望んだことではなく、きっとステージで歌う事で歓声を浴びたり、大きなイベントに出演したりしたかったんだろうなと思います、夢をかなえるという事はその場所にいないと意味がないです。

 

ダンサーよりも歌手の方が評価は上ですしファンもつきます、それだけ言葉というのは物凄く心に響きますし、歌うというパワーにはダンスは勝てないと思います、ダンサーの中にも亡くなった方は沢山いますし自分の師匠の1人も亡くなりました、その方達はダンサーの中では語り継がれても、それ以外の人にはあまり知ってもらえないのが現状です、日本を代表する福岡と大阪の大御所の方が亡くなりましたしジャパンで何度も優勝してるブレイキンのチームの一人が亡くなりましたが、ダンサー以外で知ってる人やその人の事を知ろうと思う人はほぼいないと思います、それは他のジャンルでも同じですが、スポーツだったら記録が残り、シンガーやアーティストには作品が残ります。

 

ダンサーはそういったものがないですが自分はダンス界に身を落としていますので、その世界の良さや子供達の資質や才能などは見抜けます、なので知って当たり前できっと命を使ったりしなくても評価をする事はできます

 

ヒップホップやラップの世界の中で有名になろうともがいている人は沢山いると思います、不可思議が亡くなったことで作品の良さに気がつくとかではなく、もっと沢山の歌い手の良さに気がつきたい、歌を聴きたいと思いました、そのきっかけはきっと沢山の人が感じたと思うし、路上ライブを聞く余裕や足を止めて歌を聴くぐらい、お金があるならCD買うぐらいはできる余裕が欲しいなと思います、本当に生きて頑張ってる奴はヤバイし、ヤバイ事に気がつかないといけないし、チャンスを応援してる側が与えれるぐらいあったらいいなと思います。

 

今まで地元でイベントやってた時は北九州からMCとDJが来てスタッフからなにからなにまでやってくれてました、ダンスチームも40チーム近く出るのでほんとバタバタでしたが楽しかったですし、トラックメーカーと2人で一人の才能はあるけどなんか出しきれないシンガーを有名にするためにめっちゃ頑張ってた事もありました、佐賀のコンテストで歌った女性ラッパー良かったなー泣きそうになった、名前も知らないしそれっきりだけど話せば良かった、そういう日常から少しずつ変えていけたらいいな

 

前はフレッシュなラッパーやシンガーが苦手だったしそのステージの良し悪しで決めてた部分があったと思います、その1回の現場でその人を決めつけてたと思うし、歌をきちんと聞かなかったっていうのはあった、でもうちのイベントで歌ってる若いMCがどんどん上手くなっていくのを聞いて大分意識は変わったし凄いなと素直に思えてからはそういう人たちが好きになったかな、ダンスも同じように成長していくのにそこに気がつかないのはやっぱり若かったのかなと思います

 

ステージに立って何かをするのっていうのは恥をかくかもしれないというリスクもあると思います、コンテストで負けてとか、ダンスバトルに負けてとか、MCバトルに負けてとか、失敗してとかあると思います。

 

例えばまだ未熟な子がバトルに出て全然踊れてなくて負けて、でも何も言わないし普通にしてるかもしれないけど、内心ではもがいてるかもしれませんし、そんな中でやり続けるっていうのはリスペクトしますし、応援しています。

シンガーやパッラーが歌い出して友達以外はどっかにいくかもしれないし歌を聞かなくなるかもしれません、DJが変わった瞬間にお客さんがフロアからいなくなるかもしれません、駆け出しのころはそういうのあると思いますし、そこがスタートかもしれないし、そこから抜け出せなくてやめるかもしれません、そういう現状にプライドが傷つく事もあると思います、MCバトルでもオーディエンスがジャッジが多いので直でダメージを食らうかもしれません。

そういう世界を良いか悪いか好きか嫌いかで決めると、何か凄くいい物や人を見逃してしまいそうな気がします、なんかもっと広い視野で色々な事を知らないと損してしまうなーって思ったりします。

 

 

 

かなり脱線もしましたが

不可思議/wonderboyが路上ライブで6人のお客さんを10回で60人という前向きな言葉と、いつか絶対に売れるんでいつか絶対に売れるんでという信念、全力で歌った路上ライブ映像は自分の中のバイブルの一つです

 

 

 

俺達の知る限り時間ってやつは止まったり戻ったりはしない

ただ前に進むだけだから今日は戻らない日々を思い出して笑おう

今日だけ、今日だけは思い出して笑おう

こういうのってあんまり格好良くはないけど

初めから俺たちは格好良くなんてないしなぁ

 

R.I.P