Rusty Fame

 

ダンスチューブでジュニア部門Linolaが優勝、Rusty Fameが準優勝頂きました!

おめでとう!

色々書きたいですが、よく聞かれるのでラスティーの振り作りと頭の中とかに関して書きます。

 

今回はまだ賞を取ったことがない、順位に入ったことがない子がいたので絶対に取らせるという思いの元、振り作りをしていました。これで取らせれないぐらいならスタジオやめようと考えるぐらいに自分を追い込みました

 

流れの順番でいうと今回は、るか、いろは、りこ、ひろは、ももかの踊りや個性を頭に入れて、そこから合いそうな雰囲気、構成流れを大まかに考えて曲探しします、これが8月頭か7月末ぐらいでした。

 

曲探しはまず、1曲か2曲か3曲かでこの時に考えてたのが、5人との今までの付き合いで、踊りの感情が伝わる曲や、ハッピーで見ている人が優しい気持ちになれる曲や踊りができたらいいなと、あとは親御さんにいいなと思ってもらえる風に作りたいなと思ってました。この時には千曲は聞いてると思うのですがその中で20曲ぐらいが候補に挙がってそこで、東京に行ったときに恵比寿の駅近くでコーヒー飲んでたら、凄くいい感じの親子がいて子供が凄くかわいくて、その時にキャレドのノーブレイナ―を聞いてて、凄く楽しい気持ちになってこれしかないなと思いました、(PVにキャレドの子供が出てきます)ちなみに物凄く振り作るの難しい曲でほとんどの人はコンテストで使わない曲だと思います。

東京にいる間に1曲目のどのフレーズを使うかを決めて、2曲目への流れをどこにするかなーって考えてました、大まかな場所が決まったところで大体1分過ぎてたので、この時点で2曲編成かなというのは固まってました。

 

2曲目はそこからどう攻めるかを考えた時にまずは歌が強めの曲と展開が激しく変わる曲で、今までの知識を総動員して構成を組み合わせて、そこから構成に合わせた曲決めに入りました、曲を決めてから今回は順番を変えまくって編集すればいいかって感じで探します、一応すでに候補曲が1個あってそれよりいいのないかなって感じでずっと曲聞いてました、そこからユーガットサーブドのサントラ聞いてたらDropが出てきて、でもめっちゃムズイなーって感じでしたが駄目なら変えればいいかなという事で、編集に入りました、ここで8月末ぐらいですかね、最初の練習始めたぐらいです。

 

まずは全体的な構成や完成のイメージを考えるんですけど、何をするかを大体100個近く考えます、今回でいえば、ハンドサイン、バトル、円、るかのソロ、ブレス、ママ、転換、偉そうに踊る、タット、パワー、テクニカル、クリエイティブ、ペールカラー、抜け感、モード、リアルクローズ、バケハ、白、ピンク、ヒップホップ、ニューヨークスタイル、目力、派手、シェイク、スネークなどなど

それを頭の中でイメージしながら何百回と音楽聞きながらどんどん頭の中で組み合わせていきます、この時は紙に書かずに頭の中で大雑把に記憶させます(固定観念ができてしまって、頭の柔らかさが奪われるので基本は振り作りながらどんどん構築させていきます)

そこから振り作りと仕上げに入っていきます、振りができてから1,2曲目にあう衣装を考えようかなと思ってました。

 

振りの流れの解説です

 

まずは入りですが音楽に揺られながらのハンドサインです、これは私たちは今からヒップホップを踊ります、ヒップホッパーですという主張です。

 

そこから移動してルーティンです、これは完全にジャスティンの歌に合わせて踊ります、良かったら歌とともに見てください。

 

イェーイイェッイェの部分は楽しい感じから皆で円になる流れです、ここは楽しそうなイメージですが、ここはなかなか表現できてない状態です

ルーティンでつなげたので抜きで気持ちよく踊るの部分になります。

 

クエヴォのラップが入ります、抜きが来たのでタメでクエボの強めのラップに合わせて、強めにためるイメージです

 

そこからラップで歌い続けるとこが来るんですけど、ここをゆったり踊るかで考えてたんですけど、2曲目の入りの関係上、ルーティーンで押すことにしました

 

 

2曲目の入りはルーティーンで最後攻めたぶん、一気に抜きを入れます、そこから体を大きく見せるために強く両手を開いて、今からルーティンを踊りますという、合図的な移動を入れます

 

そこからルーティンでの流れからの、るか、りこ、が後ろから飛び出してきて踊り出すという構図です、曲のイメージ上これが最高なタイミングだと思います。

 

そこから左右対称の動きからのヒット連続でインパクトを与えます、ここはルーティーンから、飛び出し左右対称、集まってインパクトの3連続流れでの転換です、これは2曲目中盤に使うために曲編しました

 

3連続で攻めた後に一気に抜きで前に集まって、ゴーゴーで激しく体振ってからの、るかのソロです、このソロのタイミングは多分予測しにくいタイミングで見ている方にインパクトを与えるサプライズです、3連続、抜き、ゴーゴーはソロへの布石です

 

そこから左側に視線を移して(舞台で観客の方は左に視線が行きやすい左から右に視線が流れるというのがあります)いろは、もも、ひろはのルーティンから右からりこ、左からいろはが中央に向けて踊っていき中央での掛け合いになります。

 

中央で自由な感じ出した後に最後に攻める感じでのルーティンです、これで最後の踊りという感じを出すための、ルカのソロ、3人の振り、りこ、いろはの掛け合いで舞台に隙間を作ってから、最後に集合して大きく見せ舞台を埋め尽くす感じのルーティンでこれがクライマックスですというアピールでそのまま終わります。

 

 

 

終わってからジャッジの方に話を聞きに行かせてもらいました。

言われたのは

 

衣装が凄く良く世界観にマッチしてた

バケットハットが特にあっていた

構成が凄くいい、曲の使い方もいい

音楽の感じやニュアンスを5人が理解しようと踊ってるのが伝わった

そういう教え方してるんだろうなと思った

もっとニュアンスや世界観を理解したら全国で全然戦えるレベルの振りと構成

5人とも上手い

1位2位はすぐ決まった

が褒められた部分で無理やりダメ出しをもらって

 

最後の振りで畳みかける時に勢い体力が落ちていた

もっと深いところまで音楽のニュアンスを理解したほうがいい

です、このアドバイスを生かしたいと思います

 

自分が思う、踊りの完成度は現時点では30%ぐらいです、まだまだ実力よりも構成と振付の難易度の方が高いと思います、逆に言えば伸びしろです、これが80%ぐらいになったときにまた振付をいじってレベルアップするときが来るかもしれません、でもここで努力を怠ると40%ぐらいで終わるかもしれません、最終的にレベルアップを繰り返して120%200%まであげれたらなと思います。

 

これからひろはが一旦抜けて4人になります、るかが怪我していまいましたが、ももが休んでた分を取り返してきた事、いろは、りこが大分伸びたことは凄く良かったです

 

 

練習も最後の方はきつかったと思います、皆それぞれ色々あった分、準優勝でしたが感動できたんじゃないかなと思います。

 

あと、衣装自分のイメージを再現させるために、あーだこーだなったり、凄く遅くなってすみません、まだピンクはあきらめていません、あとやっぱり刺し色で赤入れたいなーって思います

 

 

自分は、センスがない、実力がない、IQが低い、面倒くさがり、頭悪い、記憶力が低い、あと遅い

でも普通の人よりも強めの共感覚と、共感力、あとダンスが好きというだけで何とか生徒を育てれてるのと、賞を取らせてあげることができました

 

 

自分よりも生徒たちの方が持っているスペックは全然上なのでこれからどんどん成長していくと思います。

 

 

 

Rusty Fame るか いろは りこ ひろは ももか

準優勝おめでとう!!