個性

 

個性について、ダンスに関する個性と、その子自身の個性は少し違うと思います。個性はその子そのものであり、自然な形で存在すると思います、

考え方やしぐさだったり、指紋と同じで同じ子はいないと思います、双子でもDNAは同じでも、成長段階での経験などで性格や趣味嗜好は結構違うなと思います。

 

じゃあダンスにおける個性とは何か?、決められた動きができなくて変わった動きした場合はこれは個性ではなくて未熟だと思います、ダンス始めたばかりの子ができなくて当たり前なんですが、今までやってきた子と違う動きになる場合も未熟にあたります、基礎やベーシックの動きが曖昧だったりできてない場合は、個性があるのではなくまだまだ成長段階です、例えば、ランニングマンがあまり得意ではなくてちょっと動きが悪い場合、1か月みっちり練習したらきっとカッコよく踊れるし上手くなります、じゃぁ1か月前が個性的ととらえると、1か月後はかっこよく踊れたとしたら個性は無くなってしまいます。個性ってそんなにすぐ変わるものでしょうか??そこが未熟と個性のとらえ方の違いになります。

個性とはじゃぁなんぞや?って感じですが、ランニングマンも沢山の音のとらえ方やバリエーションがあります、その中で自分の体の中に染みついて得意な体の使い方とかが交わっ個性になっていきます、そしてそこから成長していきます。個性は出すものではなくてにじみ出るものと思います、人とは違うことは個性とは、人よりも練習する事で少しずつ形作られていくものかなと思います

 

自分のレッスンはあくまで個性重視です、これが駄目、あれが駄目とはあまり思いません、勿論ストリートダンスの歴史や先輩たちが培ってきたスタイルは大事にしながらするのでこうしてするんやで、とは言います、超入門や入門クラスは基本はベーシックな教え方を重視してますが、初級からはどちらかというと振りの中で生徒自身が何かつかんでくれたらいいなとか、そんな感じでレッスンしています。

なので今のHIPHOP初級のショーを見たことある人はわかると思いますが、一人一人が結構目立ってると思います、その中で音をとらえることでまとまりがあるように見せているだけで、結構好き勝手に踊らせていますし、ある程度は踊りは変えて適当にやっていいよと言っています

 

一番大事なのは自分の振り付けを見せる事ではなくて、皆の踊りを見せる事です、ひとりひとりの個性が際立つ中で、チームとしてまとまった踊りができたらかっこいいなと思いますし、皆からも名前を覚えてもらえると思います

 

人それぞれ体型も違えば、成長段階で体の大きさも変わっていきます、その中でその子にあった成長方法を模索しながらレッスンしています、ただしレッスンは多いと10人超えるので、やっぱり自分で考えながらやってもらわなければいけない部分もあります、そこを入門、超入門クラスで養っておけば初級に上がって、振りが難しくなっても対応していけると思いますし、一気に成長するのかなと思います。

 

前回山陰で一番大きなコンテスト、ダンスチューブでジュニア部門33チームぐらい?の中でLinolaが優勝、RustyFameが準優勝でした現状、2チームともほぼ山陰でのコンテストではジュニア部門では負けないと思いますし少なくとも上位に絡むと思います。

ダンス人口ってどの競技よりも多いです、キッズダンスの人口が全国で200万人以上います、その中で山陰という小さな地域ですがトップを取るのってかなり凄い事だと思います、想像したらわかると思いますが自分が好きな競技や趣味で山陰で1位2位とれますか?

ほとんどの人が取れないと思います、それだけ凄い事ですし皆をリスペクトすべきだと思います。

 

今回賞を取った7人もそうだし、ソロでコンテストでてるRioもそうですけど、バトルとか見たらわかりますが全く踊りが違います、個性豊かだと思いますし、個性があるからこそ、魅力的に見えると思います。

なんで個性重視するかといと、やっぱりみんなのダンスが見たいのと、そういうダンスの方が楽しくないですか?って感じですかね、個性的な子が揃ってショーに出ていい感じに化学反応おこして、何か爆発した踊りとか見せてくれたら最高だなって思います。